<喜多郎さんの作風の変遷について>

④アメリカ時代Ⅰ:シンフォニック・ロック志向の時代

 

(喜多郎さんYouTube公式チャンネルより)

 

『ザ・ライト・オブ・ザ・スピリット』(1987YouTube再生リスト

 

『古事記』(1990YouTube再生リスト

 

『ドリーム』(1992YouTube再生リスト

 

『天と地』(1993YouTube再生リスト

 

『マンダラ』(1994YouTube再生リスト

 

an enchanted evening~天空への響き』(1995YouTube再生リスト

 

 

1980年代後半から1990年代前半にかけての時代。

 

喜多郎さんの活動拠点がアメリカへ移行し、全世界で活躍を繰り広げ始めた時代。

 

グラミー賞へのノミネート。ビルボード・ニューエイジ部門1位。そして映画音楽にも進出し、ゴールデン・グローブ賞受賞と、数々の快挙を打ち立てた時代である。

 

作風としては、オーケストラ・サウンドをも取り入れた、ダイナミックでシンフォニックなサウンドと、エレキギター(ディストーション・ギター)など、ロックで力強いサウンドを融合した、壮大なスケールの作品が多い。

 

その傾向は、『マンダラ』『an enchanted evening』でピークに達する。

 

 

<この時代のオススメ曲>

 

◎『ザ・ライト・オブ・ザ・スピリット』より「ザ・ライト・オブ・ザ・スピリット」

 抒情的なメロディーながら、ダイナミックでソウルフルなサウンドが魅力的。喜多郎さんのロック・スピリットが感じられる。

 

◎『古事記』より「饗宴」

 ビルボード・ニューエイジ部門8週連続1位を獲得し、グラミー・ノミネートを果たしたアルバム『古事記』は、喜多郎さんの最高傑作と名高い。日本神話の世界を表現した同作は、すべての曲が名曲。中でも、「饗宴」はコンサートでもよく演奏される人気曲。

 

  

◎『ドリーム』より「A Passage of Life

 オーケストラ・サウンドをベースにしつつ、喜多郎さんならではの、美しく抒情的なメロディーが素晴らしい名曲。もっと評価されるべき、隠れた名曲と言える。

 

 

喜多郎さんの主要作品一覧・目録